昨日、冬用の布団を出した時に昔飼っていた我が家の愛犬の匂いがしました。
もうなくなってから10年以上の月日が経っているのに、毎年冬物の布団を取り出すたびに匂いがするので、当時の記憶が呼び起こされます。
いつまでも忘れないでねと言っているかのようにしっかりと匂いだけ残していくなんて、相当な甘えん坊だったのかも知れないですね。笑
突然の出会い
高校生の頃、目も開かない子犬が突然我が家にやってきた。
当時の僕は動物全般が苦手で、触る事もできない程の動物嫌いでした。
それがだとえ子犬であろうとも触らなかったです。
なので、突然やってきた子犬もイヤだったのでできれば飼うのはやめにして欲しいぐらいだった。
ただ子犬だったし、譲り受けてしまったので仕方なく我が家で飼うことになりました。
僕以外はみんな全然大丈夫なので、1人がいくら反対してもその意見は却下ですし、譲り受けたのもあってさすがに返すわけにもいかないですし、、、
そんな感じで突然にやってきました。
最初の頃は
後ろ足の力も入らずに、前足で進んでいく程でした。
それに目もしっかりと開いておらず、見た目は本当にかわいいです。
それでも、触ると言う事ができず最初の頃なんて指先で叩く事ぐらいビビっていました。笑
触る力加減もよくわからなかったと言うのもあるんだと思いますが、相当なビビり具合ですね。
一緒に暮らすようになり、少しずつ触れられるように、目もほとんど開かずに、前足しか力が入らなかった子犬も、
しっかりと犬らしく目も開いて、四つ足で歩けるようになった頃にはだいぶ慣れてきて
頭や体を撫でたり、抱っこしてあげたりと触れ合う事ができるようになりました。
大きくなり
大きくなり、一緒に散歩に出かけたりするようになりました。
よく僕が自分の部屋でテレビとかをみていると、ドアの向こう側で”キュン”と泣いて、ドアを開けてくれと訴えていました。
ドアを開けてあげると入ってきて、座椅子に座りテレビを見ている僕の膝の上に乗り、そこで寝ていましたね。
寝息をたてて大人しく寝ていたと思ったら、急にくしゃみをし出したり、イビキをかきはじめたりと、人間のような感じでした。笑
その頃にはもう犬がいて当たり前の生活でしたね。
おやつや夕飯を食べる時は近くに寄ってきていたりしていたので、そんな姿が可愛らしく自分から愛犬に大してスキンシップを取るようにもしていました。
特に頭がいい訳ではなかったのですが、一応、お手と待てぐらいはできるようになりました。
待てで待たせすぎるとよだれダラダラと垂らしているほど、食い意地ははっていましたけどね。笑
我が家での10数年
犬の寿命は人間よりも短い。
体の大きさから見てもそれはわかりますが、いなくなる時はやっぱり寂しいです。
うちの犬はガンが見つかり、腫瘍がだんだんと大きくなり、最後の方はもうフラフラになりながら歩いたりしていました。
亡くなる少し前に向こうは散歩から帰ってきて、僕はこれから出勤すると言う時。
いつもなら、足を洗いに真っ先にお風呂場に向かっていかなですが、その日は珍しくこっちに近づいてきました。
フラフラと辛そうにしていましたが、それでも近づいて来てくれた姿に、寂しさを感じましたね。
多分もう長くないんだなって気づいたんでしょうね。
そんな力を振り絞って来てくれて、なんだか出勤前から切なくなったのを今でも鮮明に覚えています。
そして、その数日後に亡くなりました。
我が家開いた証
さすがに最初の頃は、家族全員暗くなりましたね。
10数年しか一緒にいなかったけど、その月日は思い出として大切に残っています。
もっと可愛がってあげればなと、最初の犬嫌いの自分の時間を責めたくもなりました。
それでも、帰って来るわけではないのでその別れを受け入れるしかないです。
思いでだけ大切に取っておきます。
それに、今回のように毎年冬物の布団を出す時には忘れかけた記憶が蘇って来るので、今では寂しいというよりもまだそこに居たんだという感じです。
いつも一緒にいた家族でしたからね、この先も忘れる事はないでしょう。
こうやってブログでも残しておいたので、喜んでくれるといいですね。
おわりに
冬物の布団を出した時に思い出した昔の愛犬。
時が経つにつれて忘れていく事は増えて来ていますが、今回のように匂いから当時の記憶を呼び起こしてくれています。
10年と言う短い時間ではありましたが、とても内容の濃い10年だったと思います。
うちに来てくれてありがとう♪
そして、これからもうちの番犬として見守っていて下さい。
それでは、また。
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